凪を巡り魔女たちの超絶的な戦いが繰り広げられ・・・。上遠野浩平『ヴァルプルギスの後悔』Fire3. Dozing Witch（ブギーポップ・シリーズ）

上遠野浩平『ヴァルプルギスの後悔（Repent Walpurgis）』Fire3. Dozing Witch（ブギーポップ・シリーズ）
「アルケスティスによって胸に『世界樹の杭（ユグドラシル・パイル）』を打ち込まれ、戦う力を封じられてしまった炎の魔女・霧間凪（きりまなぎ）。リキ・ティキ・タビの反発の能力に目覚めた織機綺も、釘斗博士とともに統和機構に連れ去られてしまう。さらにロボット将軍ことマキシム・Gによって襲撃された凪たちは、孤立無縁の中、ある人物に協力を求めに行くのだが・・・」
アスキー・メディアワークス------------電撃文庫-----------2010年---------570円-------イラスト/緒方剛志

上遠野浩平の「ブギーポップは笑わない」の最新刊。炎の魔女・霧間凪が中心となった「ヴァルプルギスの後悔」のシリーズの3冊目です。たぶん、これで「ヴァルプルギスの後悔」のシリーズは終わりだと思います。

アルクェイドは去り、そして・・・。七年の連載はついに素晴らしい結末を迎えました。佐々木少年＆TYPE-MOON『真月譚 月姫（TSUKIHIME）』第10巻（完結）

佐々木少年＆TYPE-MOON『真月譚　月姫（TSUKIHIME。しんげつたんつきひめ）』第10巻
「死闘の末、ついに四季を倒し、ロアを消滅させた志貴。ひと月の後、負傷した志貴が傷を直して登校している学校は、何事もなかったかのように日常を取り戻していた。だが、まだ約束を果たしていない志貴は、夕暮れの教室の中でずっと彼女を待つのだが・・・」
アスキー・メディアワークス---------------電撃コミックス--------2010年-----600円

佐々木少年版「月姫」が、とうとう完結しました！
9巻最後で戦いの決着はついてたので、この10巻では戦いが終わってからの、志貴とアルクの２人の関係の終着点が描かれていきます。
連載時は読んでなかったのでわからないんですが、これ、最後の部分って描き下ろしなんですかね？　そうすると、相当な量の描き下ろしってことになりますが。

ただの日常がどこまでも楽しい。そこから生まれる満面の笑顔に和む。あずまきよひこ『よつばと！』第10巻

あずまきよひこ『よつばと！』第10巻
「毎日を全力で楽しむよつば。ある日、ホットケーキを作る絵本を読んでそれを作りたくなる。さっそくとーちゃんと一緒に作り始めるのだが・・・」
アスキー・メディアワークス-----電撃コミックス------2010年-------600円

ほんわかほっこり痛快コメディ「よつばと！」の10巻が発売になりました。とうとう10巻ですよ。
今回のお題は、あそぶ、ホットケーキ、ジャンボ、でんきや、かでん、うそ、さいかい、の七つとなっています。
前巻の気球の話はテンション高かったですが、この巻ではより日常的なシーンを描くものが多かったです。

物語の硬軟・明暗の付け方や雰囲気の出し方が絶妙だと思いました。高野真之『BLOOD ALONE（ブラッドアローン）』旧版１〜６巻読み直し

高野真之『BLOOD ALONE（ブラッドアローン）』第1巻
「吸血鬼となってしまった少女ミサキと暮らす小説家にして探偵の青年クロエ。ともに吸血鬼に因縁のある二人は平穏な生活の背後に、忘れがたい過去を持っていた。そんな二人だが、ある時、知人のサイノメから死刑囚の死体を特別な力を持つ目『真実の目』で見て欲しいと言われ・・・」
メディアワークス-------電撃コミックス--------2005年------550円

高野真之氏の「BLOOD ALONE（ブラッドアローン）」が、「コミック電撃大王」から「イブニング」に移籍して、新たにはじまりましたが、ちょっと思い立って全巻はじめから読み直してみました。
講談社からイブニングKCで新装版出てますが、買い替えするかは考え中。新装版に入っているという同人誌も持ってるみたいだし。

彼氏になってとお願いされて・・・。物語は大きな転換点にきましたよ。伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』第7巻

伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』第7巻
「妹の桐乃から『彼氏になってよ』と言われた京介。何かと思えばモデルの仕事での海外進出を断るための方便だという。二人は一緒にデートまですることになってしまうのだが・・・」
アスキー・メディアワークス----------電撃文庫----------2010年---------550円--------イラスト/かんざきひろ

完璧超人並みの才能があるのに、妹萌え・エロゲー好きというおおっぴらに出来ない趣味を持つスーパー中学生の妹と、そんな妹にぎゃいぎゃい言われながらも彼女のために頑張る兄を描く「俺妹」の最新第７巻が発売になりました。アニメ放映も非常に順調かつ良作で、たいへんノリにノってる、今一番話題の大人気作です。

商品価値が暴落したせいで金策に走り回るロレンスたちだが・・・。小梅けいと＆支倉凍砂。漫画版『狼と香辛料』第5巻

小梅けいと＆支倉凍砂『狼と香辛料』第5巻
「教会都市リュビンハイゲンで起きた武具の暴落で大損をしてしまったロレンス。負ってしまった借金は容易には返せないが額であり、返せなければ破滅するしかない額だった。金策に走るロレンスだがそれにも失敗し、ついに金の密輸という手段に活路を見出すのだが・・・」
アスキー・メディアワークス-------電撃コミックス-----2010年-----570円

小梅けいと氏による「狼と香辛料」の漫画化第５巻目。原作２巻の中盤部分です。このペースで行くと、原作１巻あたり三冊という感じになるのかな？

前嶋重機の「デュランダル 不朽の刃」が連載開始。『電撃大王GENESIS（ジェネシス）』2010年AUTUMN

『電撃大王GENESIS（ジェネシス）』2010年AUTUMN
表紙・岸田メル
イラスト・okama、redjuice、岸田メル、HIMA、高河ゆん
新連載・巻頭・鈴見敦＆田中ロミオ「うるわし怪盗アリス」
新連載・前嶋重機「デュランダル　不朽の刃」
森山大輔「妄想奇行～アドレッセンス・アバター～」
竹葉久美子「やさしいセカイのつくりかた」
FLIPFLOPs（フリフロ）『スズログ』
こがわみさき「空声」
大沖「わくわくろっこモーション」
犬上すくね「あかとき星レジデンス」
ともぞ『時の消失請負人』（×2）
いわさきまさかず『あしたの今日子さん』
松沢まり『動研。～菜ノ花高校動画研究部～』
深山和香「かのこ模様」
見富拓哉「双子座は最下位」
流圭×ほた。『夢のクロエ』
大月悠祐子「妄想少年観測少女」
有馬啓太郎「ちぇりバラ　Million Paradox」
いせのやじん「闇井さん日常茶飯事！」
絶叫＆大野也太「焔の燈介」
椎名優『Monochrome Myst』
水上カオリ『空想画廊』
茜虎徹「緋色のマリオネッタ」
堤利一郎『ゴッドシーカー』
築地俊彦＆鶯神楽「トカレフの危うい城」
稲井稲井「スキマノスキマ」
北欧ゆう「恋愛魔境ラブコメゾーン」
小原トメ太『メゾン・ド・ジェネシス』
アスキー・メディアワークス-------2010年-------500円

アスキー・メディアワークスの季刊誌「ジェネシス」の第4号です。
表紙は岸田メル氏の描く女学生。かわいいなぁ。

姫不在の中、謎の多いバーストリンカー・能美の罠がハルユキたちを追いつめ・・・。川原礫『アクセルワールド』第3巻－夕闇の略奪者－と４巻－蒼空への飛翔－

川原礫『アクセル・ワールド』第3巻 －夕闇の略奪者－
「黒雪姫率いるレギオン、ネガ・ネビュラスでともに戦う幼馴染み・タクムが、剣道部の新入生・能美征二（のうみせいじ）に剣道部内の試合で敗れてしまう。それもバーストリンカーとしての能力を示しながら、マッチングリストで表示されていなかった。修学旅行で黒雪姫がいない中、能美に対処しようとしたハルユキは、まんまと罠に嵌められてしまい・・・」
アスキー・メディアワークス------電撃文庫-----2009年-----590円------イラスト/MIMA

川原礫『アクセル・ワールド』第4巻 －蒼空への飛翔－
アスキー・メディアワークス------電撃文庫-----2010年-----590円------イラスト/MIMA

現実と電脳世界が重なり合うように存在する2047年の日本が舞台の電脳バトルアクション「アクセルワールド」の３巻と４巻を同時に読みました。これ、二冊で続き物になってます。
実はずっと前に、両方とも発売日に買ってあったのですが、忙しくて積みっぱなしでした。先日6巻が出たので、さすがにそろそろ読まないとと思って手に取ったら、面白くてあっという間に読んでしまいました。何してたんだ、自分・・・・

17歳の少女とチビっ子ネコマタがボロアパートでほのぼの生活。オオツカマヒロ『のりタマ』第１巻

オオツカマヒロ『のりタマ』第１巻
「かつて父が住んでいた築100年のボロアパート・猫待荘で暮らす17歳の少女・のりちゃんこと丸宮紀恵（まるみやのりえ）。ある日、彼女がアパートに帰ると、熱を出して動けなくなっている小さな子供のようなネコマタのタマがいた。タマを助けたのりえだが、その後大家のヤコさんの提案でタマを自分の部屋に住まわせることになり・・・」
アスキー・メディアワークス--------電撃コミックス--------2010年-------570円

「月刊コミック電撃大王」で連載中の少女と猫又のその日暮らしほのぼの生活漫画です。作者は同人サークル・オタクビームでも知られるオオツカマヒロ氏。
あ、オタクビームって最近活動してないんだ。最近忙しくてチェックできてなかった。「もしもゲッペルスが悪い人だったら本」は買ったけどその次のは買ってないなー。

いなくなったミランダを追い、なしのが駅にある秘密の場所で知ってしまったこととは・・・。CHOCO『イグナクロス零号駅』第３巻 三百年庭園

CHOCO『イグナクロス零号駅（いぐなくろすれいごうえき）』第3巻　三百年庭園
「部屋に籠って仕事に出なくなってしまったイグナクロス零号駅の駅長ミランダ。なかなか出てこないミランダに続き、なしのまでもがいなくなってしまったことで、異常事態を悟ったドクトルは、強引な手段でミランダのところへ行こうとする。その頃なしのは、イグナクロスの中心部近くにある知られざるスペースで、ミランダの出迎えを受けるのだが、そこにいたのは『ミランダ』ではなく・・・」
アスキー・メディアワークス---------電撃コミックスEX-------2010年------850円

繊細でスタイリッシュでそれでいてキュートな絵柄で魅せるCHOCO（チョコ）氏のSF作品「イグナクロス零号駅」の第３巻が発売になりました。先月に１巻の新装版と２巻が出たばかり。立て続けに読めて嬉しい限りですね。